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Navigation Receiver R24/ARC-5(BC946) その1 入手 [ARC5]

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オリジナル
 勢いで変なものを落札しました。有名な”AN/ARC-5 ”の受信機、R-24(BC-946)です。

R-24(BC-946)の概略】
 ARC5の受信機はいろいろあるようです。
 BC-453  R-23/ARC-5  0.19 - 0.55MHz(IF85kHz)
 BC-946   R-24/ARC-5 0.52 - 1.5MHz(IF239kHz)  コレです
              R-25/ARC-5 1.5 - 3.0MHz(IF705kHz)
 BC-454 R-26/ARC-5  3.0 - 6.0MHz(IF1415kHz)
 BC-455  R-27/ARC-5  6.0 - 9.1MHz(IF2830kHz)
 この5台は(送信機も)、ほぼ同一回路同一構造で、アメリカ合理主義の権化のような通信機です。B-17やB-29に搭載されていたようです。1950~60年代には、放出品をアマチュア無線用に改造して使うことが盛んだったようで、回路図や改造記事は今でもネット上に沢山あります。

 回路図を見ると、高1中2のシングルスーパーで、BFOがあり、AFのボリュームの代わりにゲインコントロールです。IFは239kHz、電源に28Vのダイナモを使うため、ヒーターを2本直列接続にし、12Vのメタル管を使っています。

 12SK7(RF)→12K8(Mixsr)→12SK7(1stIF)→12SK7(2nd IF)→12SR7(Det、BFO)→12A6(AF)

DSC_0547.jpg HFAcr5Rxs_zpsb4da6a38.jpg
ダイナモは無い                   回路図

【現物到着】
 ワイヤーでコントロールされる同調ノブにはダイヤルが付き、ゲインコントロールと思われるVRも付いています。電源のインバーターはありません。Mixerの12A8、裏蓋が欠品。改造を途中で止めたのか、SG電圧を作る抵抗が無く、未配線のコードまであります。日本製のマイカコンデンサが付いていますから、国内で改造がなされたようです。
 真空管6本の高1中2としては、ずいぶんコンパクトな受信機です。

【メインテナンス】
 生産されて70年以上経ていますから、 どうせコンデンサは使えないと思いますから、CRと配線を全部外して、新しい部品で組み直した方が早そうです。
 ラジオにするには勿体ないので、何とかアマチュア無線に使ってみたいと思いますが、 一旦元のR24に戻し、中波ラジオとして稼働させた後に改造を考えたいと思います。

 ・電源です。B+は200V、40mA程度。ヒーター電圧の12Vは、6.3x2か6.3+5でなんとかなりそう。
 ・アウトプットのインピーダンス4kΩor300Ω。8Ωのスピーカーを鳴らすためには、もひとつトランス(ST32?)が必要。
 ・BFOのON/OFFスイッチも必要。

これで中波ラジオとなるはずです。

 短波受信機とするためには、クリスタル・コンバーターを付け、親機でチューニングを取れば何とかなりそうです。コンバーターを外せば、ラジオとしても使えて一石二鳥。

 ・クリスタル・コンバータを付ける6.8MHzのXtalを使えば7MHz専用受信機になる
 ・AFのボリュームも要る
 ・選択度をかせぐため、QマルチかAFフィルターを増設

このあたりでしょうか?。パーツ買いにいかねば・・・。


タグ:ARC5 真空管
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